☆礼儀作法・躾(しつけ)について
 
 
 子供を躾けるという事は頭では分かっているのですが、いざとなると大変ですね。
 剣道は「礼に始まり礼に終わる」武道と言われております。
 なぜかというと、剣道は興奮しやすい闘争本能を人間的にコントロ−ルして修練するところに意義を見出しているからです。
 そのコントロ−ルの方法として礼儀作法が重視されます。
 そして礼儀作法の真意とは、「相手に対する思いやり」=「敬」ということです。
  さて、剣誠会で私たちが指導している事はそれほど難しいことではありませんが、意外と普段子供に躾けるのは面倒です。
 私たちが一番大事にしていることは、相手に対する思いやりでしょう。
 剣道の場合、口で説明することより、行動や形として礼儀作法がありますので、比較的子供も抵抗なく入っていけるようです。
 
 具体的には、
 @履物をきれいに並べること
 Aあいさつをすること
 B着装を整えること、自分で正しく着ること
 C有難うございましたと感謝すること
 D剣道礼法を守ること
 E掃除をきちんと行うこと                           こんなところです。あまり多くはありません。  





履物をそろえる

けいこの前に履物をそろえよう               どうですか、完璧でしょう

自分でけいこ着を着てみよう

    @はかまに足を通して位置をきめる    A前のひもを後ろに回し、前にもってくる  B前でこうささせて後ろでしばる

C後ろのひもを前にもってくる            D前でしばる

Eきちんと着れました。左2年生 右3年生です。

剣道礼法について
剣道は礼に始まり礼に終わると申し上げましたとおり、最初に正座し、神前へ、先生へ、そしてお互いの礼を行い、けいこに入ります。終わったときも同じです。
剣道で最初に子供たちがならうのは、正座と礼です。そして稽古が終わったときに、教えていただいた先生のもとに集まり、もう一度先生に礼をして、言葉をいただきます。


初めての子供も見よう見真似で黙想する

稽古が終わった後も、子供はすぐに集まってきて、再度正座して言葉をいただく。最後に座礼をする。いつの間にかこんな形になった。強制しなくても子供は純粋なので、誰かがやると自然と真似するようになった

稽古の始まりと終わりは掃除をする。いつも15分前の精神でやろう。

稽古が終わったら防具をきちんと片つける。